キツイキツイとのたうち回った前回の照射も、喉元過ぎれば熱さを忘れる。
照射の翌日もそれほどひどい反応はなく、今日までの1ヶ月問題なく過ごせた。
そしてそのことを医師に告げると、当然の照射強度アップが待っていた。
痛いのが嫌だなんて恥ずかしくて言えないし…
我慢する時間は15分だけだし…
どうせ前回と同じ強さでも痛いのだから、少し変わっても同じだし…
自分をなだめて、段階アップに挑戦。
本当に痛い！
しかし、担当の医師も気を使ってくれたのか、ゆっくりと間隔をあけて照射してくれた。
カルテに、「弱虫の患者なので要注意」と書かれているのかもしれない。
照射は、ヒゲの密度の濃いアゴの辺りと、鼻下をやっているときが特に痛い。
しかし、このくらいの強さになると、これまでは何ともなかった首筋なども、微妙な痛さになってくる。
床屋でカミソリを当てられている時に感じる、漠然とした恐怖に似ている。
とにかく、無事終了。
照射後、だいぶ肌が荒れた感じになったが、許容の範囲。
残りあと2回だ。